映画やドラマのロケ地を巡るなら、その土地ならではのグルメも一緒に楽しみたいものです。
富山県高岡市には、歴史ある町並みが残る金屋町や山町筋、海越しに立山連峰を望める雨晴海岸など、写真に収めたくなる場所が点在しています。
さらに、高岡市はご当地グルメも充実。真っ黒なスープが特徴の高岡ブラックラーメン、地元で親しまれている高岡コロッケ、富山湾の海の幸など、観光の途中に味わいたい料理が揃っています。
この記事では、高岡市のロケ地観光とグルメを組み合わせ、初めて訪れる人でも巡りやすいスポットやお店、移動のコツを紹介します。
1|高岡市のロケ地巡りは歴史ある町並みからスタート

金屋町で千本格子の町並みを楽しむ
高岡市で歴史ある風景を楽しみたいなら、まず候補に入れたいのが金屋町です。
金屋町は、高岡鋳物発祥の地として知られる地域。石畳の道に沿って千本格子の家屋が並び、歩いているだけでも昔の高岡の雰囲気を感じられます。
大きな観光施設を見学するというより、町並みそのものをゆっくり楽しむ場所です。通りを歩くと、木造建築の格子や軒先、石畳の模様など、細かい部分にも目が向きます。
写真を撮るなら、建物を一軒ずつ撮影するだけでなく、石畳の道が奥へ続く構図もおすすめです。格子戸が並ぶ風景には統一感があり、人物を入れずに撮影しても雰囲気のある写真になります。
ただし、金屋町には現在も生活している住民がいます。玄関先で長時間撮影したり、私有地に立ち入ったりしないようにしましょう。
映画のロケ地を探す目的で訪れる場合は、作品ごとの撮影実績と具体的な撮影地点を事前に確認することが重要です。町並みが映画のように見えることと、実際に作品が撮影されたことは別です。
山町筋では土蔵造りの建物に注目
金屋町と組み合わせて歩きたいのが山町筋です。
山町筋は、高岡市の旧市街地に位置する歴史的な町並みで、土蔵造りの建物が特徴。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
金屋町が格子戸と石畳の風景を楽しむ場所なら、山町筋は重厚な土蔵造りの建築を眺める場所といえます。
同じ高岡の古い町並みでも、建物の外観や通りの雰囲気は異なります。
山町筋では、赤レンガの外観が印象的な富山銀行旧本店建物や、歴史的建造物の菅野家住宅なども見どころです。
観光するときは、単に建物を撮影するだけでなく、屋根の形、窓の造り、壁の装飾などを見比べてみてください。
また、山町筋周辺は高岡駅からも徒歩でアクセスしやすいエリアです。車を使わずに市街地観光を楽しみたい人にも向いています。
高岡大仏も一緒に巡る
金屋町や山町筋を訪れるなら、高岡大仏も観光ルートに組み込みたいスポットです。
高岡大仏は、高岡市大手町の大佛寺にある青銅製の大仏で、高岡を代表する観光名所の一つです。
市街地に位置しているため、旧市街地の散策と組み合わせやすいのが魅力です。
大仏の正面から全体を眺めるだけでなく、周囲の建物との位置関係にも注目すると、街の中に大仏がある高岡ならではの風景を楽しめます。
歴史ある町並みを巡ったあとに高岡大仏へ立ち寄れば、鋳物の町として発展してきた高岡の文化にも触れられます。
観光時間を短くまとめたい場合は、金屋町・山町筋・高岡大仏の3か所を市街地散策の中心にするとよいでしょう。
ただし、これらの場所すべてが特定の映画やドラマの撮影場所として確認されているわけではありません。聖地巡礼として紹介するときは、作品との関係を確認した場所と、周辺の一般観光スポットを区別しておくと正確です。
2|雨晴海岸の絶景と海辺グルメを一緒に楽しむ
雨晴海岸で富山湾と立山連峰を眺める
高岡市の海沿いを巡るなら、雨晴海岸は外せません。
晴れて空気が澄んだ日には、富山湾の向こうに標高3,000メートル級の立山連峰が広がります。海と山を一度に望める景色は、高岡市を代表する風景の一つです。
海岸沿いにはJR氷見線が走っており、列車と海を同じ画角に収められるのも特徴です。
ただし、立山連峰は晴天でも必ず見えるわけではありません。湿度や雲の状態によって見え方が変わるため、山が見えない日でも海岸散策や列車の撮影を楽しめるように計画しておくと安心です。
雨晴海岸は、映画やドラマのような風景を撮りたい人にも向いています。ただし、特定の作品のロケ地として紹介する場合は、実際の撮影実績を確認する必要があります。
道の駅「雨晴」で海を眺めながらランチ
海岸散策のあとに立ち寄りたいのが、道の駅「雨晴」です。
道の駅「雨晴」は、雨晴海岸沿いに建つ白い建物が特徴の施設です。
2階にはカフェやショップ、展望デッキがあり、海を眺めながら食事や休憩ができます。
カフェ「ISOMI TERRACE」では、地元食材を取り入れた料理やスイーツ、ドリンクなどが紹介されています。景色を楽しみながら食事ができるため、観光とランチを一度に済ませたい人にも便利です。
富山県高岡のおでかけ・旅行情報
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食事のあとは展望デッキへ移動してみましょう。海岸から眺める景色とは高さが異なるため、同じ富山湾でも印象が変わります。
また、ショップでは高岡の伝統工芸品や地元のお菓子などを探せます。食事だけでなく、お土産選びにも使える場所です。
あまはらし食堂でゆっくり食事する
雨晴周辺で別の飲食店を探すなら、あまはらし食堂も候補になります。
あまはらし食堂は、JR雨晴駅から徒歩約1分の場所にある飲食店です。
ランチやカフェ利用ができ、土日祝日にはモーニングも提供されていると高岡観光ナビで紹介されています。
富山県高岡のおでかけ・旅行情報
海岸を歩いてから食事をするなら、駅に近い立地は便利です。JR氷見線で訪れる場合にも、移動距離を抑えられます。
例えば、午前中に雨晴海岸を散策し、昼食をあまはらし食堂で済ませ、その後に高岡市街地へ戻るコースが考えられます。
雨晴周辺は市街地とは雰囲気が大きく異なるため、歴史ある町並みと海辺の景色を同じ日に楽しむと、観光に変化をつけられます。
なお、週末は道の駅「雨晴」周辺の道路や駐車場が混雑することがあります。高岡市も混雑への注意を呼びかけているため、車で訪れる場合は時間に余裕を持たせましょう。
3|高岡市のロケ地観光で味わいたいご当地グルメ

高岡ブラックラーメンで地元の味を楽しむ
高岡市でラーメンを食べるなら、高岡ブラックラーメンが候補になります。
富山県には濃い色の醤油スープで知られる富山ブラックラーメンがありますが、高岡市にも独自のブラックラーメン文化があります。
観光の途中でラーメンを食べるなら、単に黒いスープという特徴だけでなく、麺の太さや塩味、具材の違いを楽しむのもよいでしょう。
ラーメン店は比較的短い食事時間で利用しやすいため、複数の観光スポットを巡る日にも組み込みやすい選択肢です。
ただし、ブラックラーメンといっても店舗によって味付けは異なります。塩辛い味を想像していても、すべての店が同じ味というわけではありません。
訪問前に営業日と提供メニューを確認しておくと、目当ての料理を食べ損ねる可能性を減らせます。
高岡コロッケは食べ歩きにもおすすめ
高岡市のご当地グルメとして知られているのが、高岡コロッケです。
高岡市はコロッケを地域の名物として発信してきた街で、観光と一緒に楽しめる身近な料理の一つです。
コロッケの魅力は、気軽に食べられることです。ラーメンや定食のように一食分の時間を確保しなくても、販売店によってはテイクアウトで楽しめます。
また、コロッケは具材や調理方法によって味が変わります。昔ながらのジャガイモを中心としたものだけでなく、肉や野菜などを組み合わせた商品もあります。
高岡市街地を歩きながら軽食を楽しみたい人は、販売店の場所と営業時間を調べておくとよいでしょう。
ただし、歴史的な町並みでは食べ歩きが周囲の迷惑になることもあります。購入した商品は店舗が案内する場所や、飲食が認められた場所で食べるようにしましょう。
レストランオータニで昔ながらの洋食を味わう
地元の飲食店でしっかり食事をしたいなら、レストランオータニも選択肢です。
レストランオータニは、高岡観光ナビでも紹介されている洋食店です。
カニクリームコロッケ、ヒレカツ、ハンバーグが組み合わされたBランチが紹介されており、ディナータイムにも注文できると案内されています。
観光中の食事では、地元名物だけにこだわらず、その街で親しまれている飲食店を選ぶ楽しみ方もあります。
特に、海鮮料理やラーメン以外のものを食べたい場合、昔ながらの洋食店は候補になります。
映画やドラマのロケ地巡りでは、撮影スポットを回ることに時間を使いがちです。しかし、昼食をきちんと取る時間を設けると、午後の観光も落ち着いて楽しめます。
高岡市街地でランチを済ませてから雨晴海岸へ向かう、あるいは海岸観光のあとに市街地へ戻って夕食を取るなど、移動ルートに合わせて利用を検討しましょう。
4|高岡市のロケ地巡りで立ち寄りたいカフェと和菓子店
山町筋の「とこなつ本舗 大野屋」で高岡らしいお菓子を探す
山町筋を観光するなら、地元の和菓子店にも立ち寄ってみましょう。
おすすめの候補が、とこなつ本舗 大野屋です。
大野屋は天保9年創業の老舗和菓子店で、山町筋に店舗があります。
代表的なお菓子には「とこなつ」があり、ほかにも菓子木型を使って作られる「高岡ラムネ」が知られています。
高岡ラムネは、高岡の伝統的な菓子木型の文化に触れられる商品です。
観光先でお土産を選ぶとき、単に有名なお菓子を買うだけでなく、その街の歴史や産業と結びついた商品を選ぶのも楽しみ方の一つです。
山町筋は土蔵造りの建物が残る地域なので、町並みを散策したあとに和菓子を買う流れも自然です。
高岡駅方面から徒歩で観光する場合にも、旧市街地の散策と組み合わせられます。
雨晴ベイサイドカフェで海辺の休憩
海を眺めながらコーヒーを楽しみたいなら、雨晴ベイサイドカフェも候補になります。
高岡観光ナビでは、サイフォンコーヒーやテラスでのティータイムを楽しめるお店として紹介されています。
富山県高岡のおでかけ・旅行情報
雨晴海岸では、景色を撮影したり散策したりしているうちに時間が過ぎることがあります。
そんなとき、カフェで一度休憩を取ると、次の観光スポットへ向かう前にゆっくりできます。
特に、雨晴海岸の景色を目当てに訪れるなら、海辺のカフェで過ごす時間そのものを予定に入れるのもおすすめです。
ただし、屋外席の利用条件や営業状況は天候などによって変わる場合があります。訪問当日の営業情報を確認しておきましょう。
甘いものを楽しむなら洋菓子も選択肢
和菓子が苦手な人や、カフェで甘いものを食べたい人は、洋菓子やアイスクリームを扱うお店を探すのもよいでしょう。
高岡市内には、メロンパンアイスなどを提供する店舗も観光情報に掲載されています。
観光途中に甘いものを食べる場合は、食事との時間配分を考えるのがポイントです。
例えば、午前中に金屋町と山町筋を散策し、昼食を取ったあとにカフェで休憩する流れなら、無理なく組み込めます。
一方、雨晴海岸まで移動する予定がある場合は、市街地のカフェに長く滞在しすぎないようにしましょう。
高岡市の観光スポットは市街地にまとまっている場所もありますが、雨晴海岸は離れています。
そのため、カフェの場所だけでなく、次に向かう観光地との位置関係も考えておくと効率的です。
5|高岡市のロケ地とグルメを1日で巡るおすすめモデルコース

午前は高岡駅から歴史ある町並みを散策
高岡市のロケ地観光とグルメを1日で楽しむなら、午前中は市街地、午後は雨晴海岸を巡るコースがおすすめです。
市街地には高岡大仏、山町筋、金屋町などの観光スポットがあり、比較的まとまった範囲で散策できます。
午前9時30分ごろに高岡駅周辺から出発し、高岡大仏や山町筋を見学。その後、金屋町へ向かう流れが考えられます。
金屋町では石畳と千本格子、山町筋では土蔵造りの建物と、異なる町並みを楽しめます。
写真撮影が目的なら、各スポットで少し長めに時間を取るとよいでしょう。
ただし、施設内部の見学を予定している場合は、開館時間や休館日を確認する必要があります。
また、ロケ地巡りが主目的の場合は、訪問する作品の撮影場所を事前に調べておきましょう。一般的な観光名所と実際の撮影地点は必ずしも一致しません。
昼食は高岡市街地の飲食店へ
午前中の散策が終わったら、高岡市街地で昼食を取ります。
ブラックラーメンを食べたいならラーメン店、洋食が好みならレストランオータニなど、好みに合わせて選びましょう。
食事のあとに山町筋周辺で和菓子を購入するのもおすすめです。
特に、午後に雨晴海岸へ向かう場合は、市街地で食事を済ませるか、雨晴周辺の飲食店を利用するかを先に決めておくと、移動の無駄を減らせます。
昼食の時間帯は飲食店が混雑することもあるため、週末は余裕のある計画が向いています。
午後は雨晴海岸で絶景とカフェを満喫
午後は雨晴海岸へ移動します。
車なら高岡市街地から海岸方面へ向かい、公共交通機関ならJR氷見線の利用が候補です。
雨晴駅から道の駅「雨晴」までは徒歩約5分です。
海岸では、富山湾や女岩、氷見線の列車などを眺めながら散策を楽しめます。
その後は道の駅「雨晴」のカフェで休憩したり、展望デッキから海を眺めたりするのもよいでしょう。
天候がよければ、海越しに立山連峰が見える可能性もあります。
ただし、夕方まで滞在する場合は、帰りの交通手段を確認しておくことが重要です。JR氷見線を利用するなら、帰りの列車時刻を事前に調べておきましょう。
1日モデルコースの目安
| 時間 | 観光・グルメ |
|---|---|
| 9:30 | 高岡駅周辺を出発 |
| 10:00 | 高岡大仏を見学 |
| 10:40 | 山町筋を散策 |
| 11:30 | 金屋町を散策 |
| 12:30 | 市街地でランチ |
| 14:00 | 雨晴海岸へ移動 |
| 14:45 | 海岸散策・写真撮影 |
| 15:30 | 道の駅「雨晴」でカフェ |
| 16:30 | 帰路へ |
※時刻は観光プランの一例です。実際の移動時間や店舗の営業状況、列車時刻を保証するものではありません。
このコースは、歴史ある町並み、地元グルメ、海辺の絶景を1日で楽しむことを重視しています。
特定の映画やドラマの撮影場所だけを巡るコースではないため、作品の聖地巡礼を中心にしたい場合は、撮影場所に合わせて訪問先を調整してください。
まとめ|高岡市のロケ地とグルメを一緒に楽しもう
高岡市には、金屋町や山町筋の歴史ある町並み、高岡大仏、雨晴海岸など、観光と写真撮影を楽しめるスポットが揃っています。
食事では、高岡ブラックラーメンや高岡コロッケといったご当地グルメのほか、レストランオータニの洋食、道の駅「雨晴」のカフェ、大野屋の和菓子なども候補になります。
初めて高岡市を訪れるなら、午前中に市街地を散策し、昼食後に雨晴海岸へ向かうコースが組みやすいでしょう。
なお、映画やドラマのロケ地として巡る場合は、実際に撮影された場所と一般の観光スポットを区別することが大切です。訪問前に撮影実績や営業時間を確認し、高岡市ならではの景色と食事を楽しんでください。












